「カロチン色素」は多くの動植物(藻、ニンジンなど)に含まれる色素成分です。
「カロチン色素」と表示できる添加物は複数あり、どの添加物が使用されたのかを知ることは出来ません。
食品を黄色、橙色、赤色に着色する目的で使用されます。

                                                                                                                 
表示に記載の添加物名カロチン色素
添加物の表示方法簡略名又は類別名
天然・合成添加物による
添加物分類指定添加物・既存添加物
使用用途着色料
主な使用食品パン類、菓子類、カップラーメンなど

食品表示「カロチン色素」の読み方

「カロチン色素」の表示は簡略名です。
・「カロチン色素」と表示できる添加物は「β‐カロテン」「ニンジンカロテン」など複数あります。
・「カロチン色素」の表示から、どの添加物を使用したのかを知ることは出来ません。

【カロチノイド色素と表示できる添加物(例)はこちら】

「カロチン色素」の使用用途

食品を黄色、橙色、赤色に着色する目的で使用されます。

「カロチン色素」の製造方法(天然由来or化学合成)

「カロチン色素」は多くの動植物(藻、ニンジンなど)に含まれる色素成分です。
※「カロチン色素」と表示できる添加物の多くは天然由来添加物ですが、化学合成で製造できるもの(β‐カロテン)もあります。

「カロチン色素」についての懸念点

「カロチン色素」の表示からどの添加物を使用したのかを知ることはできません。

【カロチン色素と表示できる添加物(例)】
<指定添加物>
β‐カロテン:化学合成、微生物発酵で得られる

<既存添加物>
ニンジンカロテン:ニンジンの根由来
パーム油カロテン:アブラヤシの果実由来
デュナリエラカロテン:カロテノイドを大量に産生する藻類(モ)のデュナリエラ(Dunaliella salina又は Dunaliella bardawil)由来

【写真:塩田に増殖した Dunaliella salina

FleurDeSel.JPG
Fleur de Sel sea salt. Ile de Re 2005, personal photograph. – 投稿者自身による著作物, CC 表示-継承 3.0, リンクによる