「アルギン酸エステル」は「アルギン酸プロピレングリコールエステル」の簡略名です。
食品に粘性を与える目的で使用されます。
「アルギン酸エステル」は化学薬品メーカーで製造販売される化学合成添加物です。

                                                                                                                 
表示に記載の添加物名糊料(アルギン酸エステル)
添加物の表示方法用途名併記(簡略名)
天然・合成化学合成添加物
添加物分類指定添加物
使用用途増粘安定剤
主な使用食品乳酸飲料、果汁飲料、コンビニ総菜など

食品表示「糊料(アルギン酸エステル)」の読み方

・「アルギン酸エステル」は「アルギン酸プロピレングリコールエステル」の簡略名になります。

・糊料(アルギン酸エステル)の表示は用途名「糊料」+添加物簡略名「(アルギン酸エステル)」で構成されています。
※添加物を以下の8用途に使用した場合は添加物名に用途名を併記することと定められています。
①甘味料②着色料③保存料④増粘剤・安定剤・ゲル化剤又は糊料⑤酸化防止剤⑥発色剤⑦漂白剤⑧防かび剤
※糊料は食品に粘りを与える添加物です。

「糊料(アルギン酸エステル)」の使用用途

食品の安定剤や糊料、増粘剤(食品に粘りを与える)として使用されています。

使用例)
・タレに粘性を与え、食材と絡みやすくする。
・時間経過でタレが食材から離れるのを防ぐ。
・タレが食材にしみ込むのを防ぐ(例:揚げ物にかけたタレが衣にしみ込むのを防ぐ)。
・輸送中に食材が動かないようにする。

「糊料(アルギン酸エステル)」の製造方法(天然由来or化学合成)

・アルギン酸エステルは化学薬品メーカーで製造販売される化学合成添加物です。
※アルギン酸エステルは、海藻から抽出された「アルギン酸」にプロピレングリコールを結合させたものになります。
参考)株式会社キミカ_アルギン酸エステル(PGA)の特徴と利用技術