くん液は竹材、トウモロコシ、木材などを燃焼、得られた煙を冷却して採取される天然由来の添加物です。
食品に燻製のような香りをつける目的で使用されています。

表示に記載の添加物名 | くん液 |
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添加物の表示方法 | 添加物名 |
天然・合成 | 天然由来添加物 |
添加物分類 | 既存添加物 |
使用用途 | 製造用剤 |
主な使用食品 | ハム・ソーセージ・ベーコン |
食品表示「くん液」の読み方
「くん液」は添加物名です。
別名「スモークフレーバー」で表示されることもあります。
「くん液」の使用用途
食品に燻製のような香りをつける目的で使用されています。
※スモークフレーバー(Smoke flavourings)としてネットでも購入することができます。
「くん液」の製造方法(天然由来or化学合成)
くん液はサトウキビ、竹材、トウモロコシ、木材を燃焼させて、発生したガス成分を捕集、または乾留して得られた煙を冷却して採取する天然由来の添加物です。
くん液は国内外の専用プラントを持つメーカーで製造販売されています。
「くん液」の懸念点
「くん液」には少数の危険性を指摘する意見があります。
小藪浩二郎『食品添加物用語の基礎知識_第二版』(マガジンランド)には「竹や木材などを不完全燃焼させると煙がでます。くん液はこの煙を冷却して凝集、もしくは水の中に吹き込んで捕集したものです。この煙の中にはタバコの発がん物質と似た物質が含まれていますので、安心度はC(食べないほうが良いと思われるもの)としました」とあります。
※あくまでも有識者の見解です。
日本で使用される食品添加物は食品安全委員会で安全性が確認されています。
参考)食品安全委員会対象外物質評価書_くん液蒸留酢酸