「スクラロース」は砂糖に化学的な合成処理をして製造される化学合成添加物です。
砂糖の600倍程度の甘さがあり、食品に甘味を与える目的で使用されます。
「スクラロース」は比較的に新しい添加物で危険性を指摘する意見があります。

                                                                                                                 
表示に記載の添加物名甘味料(スクラロース)
添加物の表示方法用途名併記(添加物名)
天然・合成化学合成添加物
添加物分類指定添加物
使用用途甘味料
主な使用食品清涼飲料水、ドレッシング、デザートなど

食品表示「甘味料(スクラロース)」の読み方

・甘味料(スクラロース)の表示は用途名「甘味料」+添加物名「(スクラロース)」で構成されています。
※添加物を以下の8用途に使用した場合は添加物名に用途名を併記することと定められています。
①甘味料②着色料③保存料④増粘剤・安定剤・ゲル化剤又は糊料⑤酸化防止剤⑥発色剤⑦漂白剤⑧防かび剤

・添加物名「スクラロース」は別名「トリクロロガラクトスクロース」と表示することもできます。

「甘味料(スクラロース)」の使用用途

食品に甘味を与える目的で使用されます。
・甘さは砂糖の約600培程度になります
⇒カロリーを抑えた食品(ダイエット食品など)の甘味料として使用されています。

「甘味料(スクラロース)」の製造方法(天然由来or化学合成)

「スクラロース」は砂糖に化学的な合成処理をして製造される化学合成添加物です。

「甘味料(スクラロース」についての懸念点

・スクラロースについては、危険性を指摘する意見があります。
※スクラロースは1999年に認可された新しい添加物です。

例)スクラロースの危険性を指摘している書籍
渡辺雄二『食品添加物ハンドブック』(ビジネス社)
小藪浩二郎『食品添加物用語の基礎知識_第二版』
中戸川貢『ワースト添加物』(YUSABUL)

※渡辺雄二『食品添加物ハンドブック』(ビジネス社)には「スクラロースをラットに与えた実験では脾臓と胸腺のリンパ組織に萎縮が見られた」「妊娠ウサギにあたえた実験では、胃腸障害(下痢など)とそれに伴う体重減少が見られ、死産例や流産が一部で観察された」「弱い突然変異性がある」とあります。
注意)あくまでも動物実験の結果として紹介されています。

注意)これらは有識者の見解です。
食品安全委員会は、スクラロースの摂取量が一日摂取許容量(ADI)を大きく下回っており、健康被害の報告もないことから、現時点での健康リスクは低いと評価しています。具体的には、推定摂取量は体重58.6kgの成人で2.04mg/日とされ、ADI(15mg/kg体重/日)の0.3%に過ぎません。